ガレスとリネット

 

== 概要 ==
『ガレスとリネット』は『国王牧歌』の2番目に収録されている物語です。
1番目は『アーサーの登場』で、プロローグ的というかそんな感じなので、円卓の騎士シリーズでは一番初めです。

マロリー版のエピソードとは結構、色んなとこが改変されててその辺も興味深い。
Wikipedeiaの英語版でも、「sweetest and most innocent」と評価されています。
一番の見所は、なんと言ってもリネットですね。
リネットの台詞に関しては、どう訳したものか結構悩みどころは多いのです。
正直、私は女の子からこんな風に罵られたら、生きていけないと思うよ…。
ぶっちゃけ、マロリー版、というか一般的なガレスの物語を読んでて一番の不満な場所もそのリネットの扱いにあったりした。
私が最初にガレスの物語を読んだとき、「えぇ〜、さんざんフラグ立てといてそりゃないよッ!」でした。
しょせん、マロリーは15世紀の人間…。ツンデレは理解できなかったのね、と。
ですが、19世紀生まれのテニスンは分かっております。
その部分において、皆様がたの期待を裏切らない、と思うよ。

忙しい人のために解説作りました。こちらもどうそ。


== 登場人物 ==
ガレス
アーサー王の甥。本作の主人公。某所においてはショタ認定を受けている。

ブリーセント
ガレスの母親でアーサーの姉。一般的にはモルゴースだけど、テニスンの趣味で名前が変わっている。

アーサー王
このサイトに来てる方には説明不要。

リネット
この物語のヒロイン。毒舌家で、心をえぐるような罵倒を繰り返すが…。

モーニング・スター
騎士のその1。和訳すれば「明けの明星」

ヌーン・サン
騎士のその2。和訳すれば「昼の太陽」

イブニング・スター
騎士のその3。和訳すれば「宵の明星」

ナイト/デス
騎士のその4、最強と恐れられる。和訳すれば、「夜」あるいは「死」。

== 目次 ==
1章  ガレスの決意
2章  情で落す作戦
3章  ブリーセントの条件
4章  夢幻都市
5章  マーリンの忠告
6章  アーサーの名裁判、その1
7章  アーサーの名裁判、その2 
8章  マーク王の使者  
9章  台所下働き
10章 騎士への道
11章 リネット登場
12章 不機嫌なケイ
13章 ガレス対ケイ
14章 リネットの罵倒
15章 円卓より食卓
16章 紳士の邸宅にて
17章 明けの明星
18章 風向きの変わるとき
19章 正午の太陽
20章 心境の変化
21章 明けの明星
22章 私の騎士さま
23章 ガレスの敗北
24章 ランスロットとリネット
25章 決戦前
終章 夜明け
解説

 

 

 

 

 

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