20章 マーリンの鳥講座
マーリンがこのように喋っている間、族長達は天空に長く連なって飛ぶ鶴を見つけた。その鶴は曲線を描き、なにやら特定の文字を描いて旋回している。澄んだ空に、鶴は群で飛び回っている。
この光景に驚き、彼らはマーリンに対し、どうしてあの鶴たちはあのような飛び方をしているのかを尋ねた。
マーリンはこう答えた。
「世界をお造りになられた方は、鳥に対してそれにふさわしい、色々な習性を与えられた。俺は、長年森に住んでいることによって学んだのだ。
鶴が空を飛ぶときの習性として、多くいる場合は色々な方法で文字を書いている様子を見ることができる(セビリャのイシドールスを参照)。
あるときは、飛ぶ際の編隊の作り方で警告の合図をなし、群からはぐれないように、普通の文字の形と違う形態を取る。このとき、鶴はかすれた声で泣くことによって場所を変わる。
もう、ダメだ…orz
以下、延々と鳥の習性の説明がwordで1枚半。全訳すれば、軽く2時間ほど掛かりますな…。 鶴を終われば、鷲、ハゲワシ、コウノトリ、ペリカンとその他と続きます。 渡り鳥の習性とか、オウムは人間の言葉を喋るとか、だいたいそんな感じです。 変わったところでは、フェニックスは死ぬと灰の中から復活するとか、明らかに架空の話とか入ります。 学術的には、10世紀の人間が鳥類についてどれだけ知識あったかを示す重要な資料になるのかもしれない。 でも、興味のある方は動物図鑑でも読んでください。