聖杯の探求

『聖杯の探求』は『国王牧歌』の8番目に収録されている物語です。
タイトルどおり、騎士達が聖杯を求めて冒険する話です。
原題は『The Holy Grail』。単に「聖杯」じゃ語呂が悪いかなー、と適当にいじりました。

個人の見解としては、聖杯ネタはあんま好きじゃないから倦厭するきだったのですが、聖杯はアーサー王伝説の重要な要素だからやってみようと。

物語の構成はちょっと特殊で、騎士を引退し、修道士となったパーシヴァルの回想、というかたちになってます。
そのため、全編を口語文で訳して見ましたが、これが意外に楽しい。
気分がノッていた日だと、1日で7枚ほど訳せたり。

前置きはここまでにして、本編をどうぞ。また、解説を用意してありますので、概要を知りたい方はどうぞ。

== 登場人物 ==
パーシヴァル
本編の主人公。物語開始の時点では、すでに修道士になっている。

アンブロシウス
修道士で、パーシヴァルの友人。物語の聞き手。

パーシヴァルの姉
名前は出てこないけど、重要人物。

アーサー王
ブリテンの王。聖杯探求は乗り気でない。

ガラハド
聖杯に到達する。

ボールス
ランスロット一族の最後の良心的存在。なぜか「卿」づけ率が異常に高い。

ランスロット
なんかよく発狂する。

== 目次 ==
1章 パーシヴァルの回想
2章 姉と聖杯
3章 雷とともに登場
4章 アーサー王の帰還
5章 アーサー王の反対 
6章 全ては塵に変わるだけ 
7章 ガラハドの昇天
8章 初恋の人と聖杯と 
9章 ボールス卿の冒険 
10章 騎士達の報告会 
11章 ランスロットの報告 
終章 アーサー王のまとめ 

   解説

  2008/8/8

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